成功率を上げる「挿し木」での植物の増やし方まとめ(三大香木・サクラ・バラ・ウメ・ブルーベリー等など)

2019年3月3日

今回は、個人的に興味のある、挿し木で花や木を増やす方法を記事にします。

是非、庭手入れなどに興味がある方は参考にして下さい。

それではいきましょう!

サクラ

フジサクラやシダレザクラは挿し木でよく増えます。

2月下旬~3月と6~8月上旬が適しています。

春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしには新しいものを挿し穂にします。

枝は必ず枝元で切り、切り口には癒合剤を塗って保護しましょう。

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ハナミズキ&ヤマボウシ

6~7月に充実した部分を挿し穂にします。

挿し木後は半日陰に置き、乾かさないように管理します。

園芸品種には、挿した後で鉢全体をビニール袋で覆う密閉挿しが効果的です。

バラ

2~3月、6~7月、9~10月上旬が適しています。

春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしと秋ざしには充実した新しいものを挿し穂にします。

挿し穂は10~15cmに切り分け、小葉を2つ残して下葉を取り除きます。

基部を斜めに切って、挿し床にさし、春ざしと秋ざしは暖かいところで、梅雨ざしは明るい日陰で、乾かさないように管理します。

フジ

2月下旬~3月中旬の春ざし、6~7月の梅雨ざしができます。

春ざしには前年の充実した部分を、梅雨ざしにはその年に伸びたつるを12~15cmに切り、葉を半分くらい切り落として、さし床に挿します。

明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。

新芽からツルが伸びてきたら、薄い液肥を施します。

翌年の3月に移植します。

キンモクセイ

5月中旬~7月が適しています。

充実した部分を選び、15~20cmくらいの長さに切ります。

葉を3~5枚くらい残し、下葉は取り除きます。

残した葉が大きいときは半分に切ります。

明るい日陰に置いて、乾かさないように管理します。

さし床をビニール袋で覆い、密閉ざしすると活着しやすくなります。

移植は翌年の春に行います。

クチナシ

6~8月が適しています。

充実した新しいものを選び、15~20cmに切ります。

葉は3~5枚残し、下葉は取り除きます。

残した葉が大きいときは半分に切ります。

挿し穂は2~3時間水につけ、水あげしてから挿します。

明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。

新しい芽が動き始めたら、徐々に日当たりに慣らしていきます。

冬は寒風の当たらない暖かいところに置きましょう。

翌年5月に移植します。

ジンチョウゲ

3~4月上旬と6月中旬~9月が適しています。

春ざしは花が終わった直後に花がらをとって、その枝を挿し穂にします。

夏ざしと秋ざしには、新しい充実したものを選びます。

頂枝でも中間の枝でもかまいません。

10~15cmくらいに切り、葉を2~5枚くらい残して、下葉は取り除きます。

1~2時間、水あげをしてから挿します。

明るい日陰に置いて、乾かさないように管理します。

新しい芽が動いてきたら徐々に日当たりに慣らしていき、少量ずつ液肥を施します。

冬は寒風の当たらない、暖かいところに置きます。

翌春の4月に移植します。

ウメ

3月下旬~4月上旬が適しています。

前年枝の先端部分と基部を除き、充実した中間部をさし穂に使います。

15~20cmに切り、1~2時間水あげしてから挿します。

明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。

1年間はそのまま伸ばし、つぎ台などに利用します。

ブルーベリー

2~3月の春ざしと6~7月の梅雨ざしができます。

春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしには充実した新しいさし穂を用います。

10~12cmの長さに切り、1時間くらい水上げして、小粒の鹿沼土を入れたさし床に挿します。

春ざしは暖かいところに、梅雨ざしは明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。

新しい芽が伸びてきたら徐々に日当たりに慣らしていき、薄い液肥を施します。

翌年の3月に移植します。


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