成功率を上げる「挿し木」での植物の増やし方まとめ(三大香木・サクラ・バラ・ウメ・ブルーベリー等など)
今回は、個人的に興味のある、挿し木で花や木を増やす方法を記事にします。
是非、庭手入れなどに興味がある方は参考にして下さい。
それではいきましょう!
サクラ
フジサクラやシダレザクラは挿し木でよく増えます。
2月下旬~3月と6~8月上旬が適しています。
春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしには新しいものを挿し穂にします。
枝は必ず枝元で切り、切り口には癒合剤を塗って保護しましょう。
ハナミズキ&ヤマボウシ
6~7月に充実した部分を挿し穂にします。
挿し木後は半日陰に置き、乾かさないように管理します。
園芸品種には、挿した後で鉢全体をビニール袋で覆う密閉挿しが効果的です。
バラ
2~3月、6~7月、9~10月上旬が適しています。
春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしと秋ざしには充実した新しいものを挿し穂にします。
挿し穂は10~15cmに切り分け、小葉を2つ残して下葉を取り除きます。
基部を斜めに切って、挿し床にさし、春ざしと秋ざしは暖かいところで、梅雨ざしは明るい日陰で、乾かさないように管理します。
フジ
2月下旬~3月中旬の春ざし、6~7月の梅雨ざしができます。
春ざしには前年の充実した部分を、梅雨ざしにはその年に伸びたつるを12~15cmに切り、葉を半分くらい切り落として、さし床に挿します。
明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。
新芽からツルが伸びてきたら、薄い液肥を施します。
翌年の3月に移植します。
キンモクセイ
5月中旬~7月が適しています。
充実した部分を選び、15~20cmくらいの長さに切ります。
葉を3~5枚くらい残し、下葉は取り除きます。
残した葉が大きいときは半分に切ります。
明るい日陰に置いて、乾かさないように管理します。
さし床をビニール袋で覆い、密閉ざしすると活着しやすくなります。
移植は翌年の春に行います。
クチナシ
6~8月が適しています。
充実した新しいものを選び、15~20cmに切ります。
葉は3~5枚残し、下葉は取り除きます。
残した葉が大きいときは半分に切ります。
挿し穂は2~3時間水につけ、水あげしてから挿します。
明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。
新しい芽が動き始めたら、徐々に日当たりに慣らしていきます。
冬は寒風の当たらない暖かいところに置きましょう。
翌年5月に移植します。
ジンチョウゲ
3~4月上旬と6月中旬~9月が適しています。
春ざしは花が終わった直後に花がらをとって、その枝を挿し穂にします。
夏ざしと秋ざしには、新しい充実したものを選びます。
頂枝でも中間の枝でもかまいません。
10~15cmくらいに切り、葉を2~5枚くらい残して、下葉は取り除きます。
1~2時間、水あげをしてから挿します。
明るい日陰に置いて、乾かさないように管理します。
新しい芽が動いてきたら徐々に日当たりに慣らしていき、少量ずつ液肥を施します。
冬は寒風の当たらない、暖かいところに置きます。
翌春の4月に移植します。
ウメ
3月下旬~4月上旬が適しています。
前年枝の先端部分と基部を除き、充実した中間部をさし穂に使います。
15~20cmに切り、1~2時間水あげしてから挿します。
明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。
1年間はそのまま伸ばし、つぎ台などに利用します。
ブルーベリー
2~3月の春ざしと6~7月の梅雨ざしができます。
春ざしには前年枝の充実した部分を、梅雨ざしには充実した新しいさし穂を用います。
10~12cmの長さに切り、1時間くらい水上げして、小粒の鹿沼土を入れたさし床に挿します。
春ざしは暖かいところに、梅雨ざしは明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。
新しい芽が伸びてきたら徐々に日当たりに慣らしていき、薄い液肥を施します。
翌年の3月に移植します。
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