元住宅メーカー営業が教える家を建てる前に覚えておくべき情報🏠

2018年11月26日

今回は、家をこれから建てたいと思っている方へ、元住宅営業の私が「ここが大事」というポイントをお伝えします。

かなり長くなるので、要所要所を押さえておいてください。

まず、家を建てる方で大きく分かれるポイントは、

①土地をこれから購入して、そこに家を建てる方

②土地は所有していて、建て替え予定か、更地に建築する予定の方

に分かれると思います。

☆これから順次、土地からの方用や建て替えをする方用にブログを更新していきますので、よければブクマかお気に入りをしておいて下さい。

さて、①の方も②の方も、家を建てる知識や経験が豊富な方は少ないと思いますので、まず大事な所を書きます。

①建築予定の地盤をまずは調べるべし

家を建てる時、地盤補強費がいくらくらい掛かるかを調べておくことが大事です。

地盤補強費が0円で全く掛からない土地もあれば、何百万円も掛かる土地もあります。

皆さん、家を建てる建築費ばかり考えますが、まずは自分が家を建てるならいくらくらい地盤補強費に掛かるかをまず調べてみて下さい。

気に入った住宅会社があれば、基本的には無料で調査してくれるところが多いです。

特に土地から購入される方は、立地や利便性ばかり考えるより、購入したい土地の地盤が強固であるかをまず気にしましょう!

これも住宅会社の営業さんに話せば、近くで調査した過去の地盤データがあるはずなので、ざっくり教えてくれるはずです。

②木造・鉄骨造・コンクリート造の違いを理解しよう

家を建てる時、大きく変わるのは、構造体に使われる素材です。

簡単に言うと、
木造は、木の柱で家の枠組みを造り、そこに石膏ボードなどの壁材を貼り、造られます。

鉄骨造は、鉄の柱で家枠組みを造り、そこに石膏ボードなどの壁材を貼り、造られます。

コンクリート造は、現場にて、型枠にセメントを流して固めて壁や床を造っていくか、あらかじめ工場で造られたコンクリートを組み合わせて家を造ります。

どれもそれぞれに良さがあり、好みにもよると思いますが、
まずは各種住宅会社から資料請求をして、主な特徴を知るところから始めましょう。

簡単に各種特徴をまとめると、

木造

木は造形に適しており、比較的間取りや設計が楽になるので、ロフトや書斎、屋根裏部屋などの設計的自由度が増す。

また、安い海外輸入の木材を使用することも可能なので、建築費を抑えることも出来る。

浮いたお金をキッチンやお風呂場などに使う方も多い。

ただし、鉄骨造・コンクリート造に比べると耐震性や耐久性、遮音性には向かない。
※木造アパートの家賃が安い事を考えると分かりやすい。

鉄骨造

木造同様、比較的間取りや設計面で遊びが効く。

押される力にも引っ張られる力(地震)にも強い為、耐震性に優れる。

また、木造に比べると耐久性もある。
※木造・鉄骨造は、腐ったり錆びたりしないように、定期的な外壁塗装が必要です。

遮音性に関しても、鉄の枠組みにALCや石膏ボードの壁材を貼るだけなので、音が漏れやすい。
※これもアパートやマンションを想像すると分かりやすいです。

木造よりは高いが、コンクリート造よりは安い、もしくは同等の建築費が掛かる。

コンクリート造

間取りや設計の自由度では、木造・鉄骨造より悪い。

また、間仕切りや外壁材にコンクリートが使われている部分は、コンクリートの厚さ分空間が狭くなる。

耐震性・耐久性に対しては文句なしのNO.1。

耐震性については、コンクリート自体が固く強固で、重いため地震が来ても揺れにくい。
※専門的には固有周期といいますが、地震が来た時に軽い建物ほど揺れやすいのです。
また、コンクリートの中には鉄筋が張り巡らされているので、地震による引っ張られる力にも強い💪

耐久性については、単純にコンクリート造は長持ちです。

道路や電信柱などの公共物は強くて長持ちなコンクリート造ばかりです。

ただし、木造・鉄骨造に比べて金額が高いです。

※もう一度書きますが、まずは木造・鉄骨造・コンクリート造各々の住宅会社に資料請求をしてみましょう。

そうすれば、各種の違いが簡単に分かります。

また建築費の目安にもなるでしょう。

ただし、注意点🚨⚡

あまりにも数多く問い合わせや資料請求をしてしまうと、各会社の営業から、電話や訪問が増えて嫌になってしまうので、ほどほどに!

まだ営業されたくない方は、近々家を建てたいと思っていたとしても、営業担当に建築予定はまだまだ先と伝えておくと、営業が収まるところが多いです。

個人的にも経験しましたꉂ л̵ʱªʱªʱª (ᕑᗢूᓫ∗)˒˒

③自分の資金計画を立てよう

やはり、ほとんどの方が人生で一番高い買い物の住宅。

人によって、資金計画は違いますが、

基本的には、自己資金+銀行借入となります。

その前に、簡単に家を建てる時の建築費について書きます。

分かりやすく、建て替えの場合、

(例)建物本体費(2~3000万)+諸経費(500~1000万)

建物本体費は建てる家にもよりますが、諸経費はかなり掛かってくるので、簡単な内訳を書きます。

諸経費内訳(ざっくりです)

建物解体費
地盤補強費
配管関係など、土地によって変わるもの。
設備標準からのプラスオプション費
外構や庭造りの費用
太陽光パネルや屋上利用する場合のオプション費
その他、各種申請費や手数料等など……

※あまり、諸経費の事を最初から考える方はいませんが、建築費総額で考えると大きな金額になるので、早い段階で自分が家を建てる場合の諸経費分を考えて、建物本体費を考える事をオススメします!

さて、仮に全て入れて3500万円で家に住める状態になると考えてみましょう。

そして、自己資金を500万円入れて借入を3000万円とします。

すると、自分が家を建てるには3000万円の借入が必要だと分かりやすくなります。

その金額を元にも、借入候補の銀行に相談します。

また、私自身、元住宅メーカーの営業ですので、金利が分かれば月々の支払いやローン支払い総額などを出す事も出来ます。

今回は省きますが、ある程度建築したい住宅会社が決まって、聞いてみれば、ざっくり教えてくれるはずです。

住宅ローンは最長35年ローンが可能です。
※親子リレーなどもありますが、今回は省きます。

資金計画が自分の生活の中に収まれば、いよいよ建築契約です。

【まとめ】

①自分が建築する予定地の地盤を調べよう。
※土地からの方は、より地盤が良い土地を探そう。
ちなみに、私のお客様で、元々地盤が固い地域で地盤補強費は掛からないと思っていた方が、いざ建築という時に100万円以上補強費が掛かる事が分かったという苦い思い出があります。

②木造・鉄骨造・コンクリート造の違いを理解しよう。

③諸経費を考えて資金計画をしよう。
※地盤補強費も含まれますが、こだわりでオプション費用がかかる場合は、早めに見積を取るなどして、諸経費を資金計画内にいれて考えよう(外構費や屋上費、設備費など)

☆今回はここまでです(≧◡≦)

また順次、新しい記事を書いて行きますので、よければブログのブックマークやお気に入りをお願い致します。

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資料請求してみるだけでも、だいぶ住宅知識を得られます。

最後まで見て頂いた方、ありがとうございました(⋆ᵕᴗᵕ⋆)”☆*ペコリ

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