【高齢者もしくは、高齢者が家族にいる方は必見】貧血の種類と特徴、さらにはその対処法をご紹介!※高齢者の10人に1人が貧血状態にあるそうです。

今回は、高齢者の貧血について記事を書きます。

現在、高齢者でも10人に1人は、貧血状態にあるといいます。

若い女性に多いと思われている貧血ですが、高齢者も油断できません。

※私は男性で高齢者でもありませんが、貧血持ちです。

高齢者の貧血という病気には、しばしば重大な別の病気が潜んでいる可能性があります。

高齢者にとって、転倒から大怪我につながる立ちくらみや目まいは、寝たきりという最悪のケースを招きかねないので、特に注意したいのですが、その背景に貧血が隠れていることがあるそうです。

貧血というと、若い女性の病気と思われがちですが、実は高齢者でも10人に1人はわずらっているといいます。

しかも、貧血には心臓病やガンが潜んでいたり、放置すると「うつ症状」や「障害」などになりやすいといいますから、たかが貧血などと侮れません。

そこで今回は、高齢者の貧血を取り上げ、その概要と対策などを、具体例をあげながら分かりやすくお伝えします。

そもそも貧血とは何?

貧血とは、「血液中の赤血球数、またはヘモグロビンの量(濃度)が低下している状態」のことです。

そもそも私たちの体の中を流れる血液の中に赤血球という細胞がありますが、この赤血球の中には酸素と直接結びつくヘモグロビンという物質(赤い色素)がつめこまれています。

肺で取り込んだ酸素と結びついたヘモグロビンは、赤血球と共に体中にその酸素を送り届けています。

そうした中、貧血の状態(酸素の運び手が少なくなる)に陥ると、体中が酸素不足になるために出る症状(例えば、階段を登った時などの動悸や息切れ、めまい、耳鳴り、筋肉の脱力感、こむら返りなど)と、この酸素不足の状態を何とか補おうとする心臓(心拍数を速めてより多くの血液を流そうとする)や、より多くの酸素を取り込もうとする呼吸器の症状が出てきます。

けれども高齢者の場合には、運動量が少ないなどの理由で、症状が現れにくいことがあるので要注意なのです。

☆貧血の主な症状

①顔色が青白い
※赤い色素であるヘモグロビンが減るため。

②動悸・息切れがする

③疲れやすい・全身の疲労感

④立ちくらみ・ふらつきがある

⑤脚のむくみなど(心不全の症状)

高齢者の貧血の原因は、1種類ではなく、複数が関係し、血液系の疾患が隠れているので要注意です!

ここでは貧血の種類と特徴、さらにはその対処法などについて解説します。

高齢者の貧血には、どのようなものがあるのでしょう。

最もよく知られているのは鉄欠乏性貧血です。

これは加齢とともに小食になったり、「粗食が一番」と勘違いして栄養が偏ったりすると、ヘモグロビンの材料である鉄分が不足して起こる貧血のことです。

そのため、血中のヘモグロビン濃度を良い状態に保つ必要があるのですが、これを一気に解決してくれる食材は、ずばり「肉」です。

肉には良質なタンパク質と、体に吸収されやすい「ヘム鉄」が共存し、エネルギーにすぐに変わってくれる飽和脂肪酸が豊富に含まれているためです。

ちなみに、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜も積極的に摂ってほしいのですが、肉の「ヘム鉄」と違って、緑黄色野菜に含まれているのは「非ヘム鉄」です。

実は、「非ヘム鉄」は体への吸収効率が「ヘム鉄」に比べると悪いので、肉を食べることがよりオススメなのです。

加えて高齢者の場合は、胃がんや大腸がんなどによって消化管に出血があることを疑う必要があります。

さらに、抗血小板薬や抗凝固薬などを服用している場合、その副作用として消化管出血が起こっている可能性も考えられますので、油断せずに医療機関を受診しましょう。

次は不応性貧血です。

これは最近、高齢者に多い貧血として注目されているもので、血球をつくる造血肝細胞に異常が起こる「骨髄異形成症候群」によって、赤血球がつくられなくなることで起こります。

ただ、赤血球だけではなく、白血球や血小板も減少するので、「感染症が起こりやすくなる」、「(歯茎などからの)出血が止まりにくい」などの症状が現れるので、要注意です。

そして3番目は慢性疾患に伴う二次性貧血です。

これは、感染症や「こう原病」、悪性腫瘍などがある場合は、体内に十分な鉄があっても、それを利用することができないために起こる貧血のことです。

特に、この貧血の場合は、原因となる病気を特定して、それに対する治療を行うことが最優先となりますので、サプリメントなどによる、自己判断的な鉄分の補給は避けるようにしましょう。

そして最後は巨赤芽球性貧血です。

これは赤血球がつくられる時に不可欠な栄養素であるビタミンB12と葉酸の欠乏で起こる貧血のことで、二つの栄養素のいずれかが不足すると、酸素を運ぶことのできる成熟した赤血球になることができません。

いずれの貧血が疑われる場合は、専門医による早期の受診をオススメします。

最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

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