【保存版】富士登山(素朴な疑問Q&A・ルート別比較)

2019年3月29日

今回は、富士登山をしたいと思っている方へ、素朴な疑問への一問一答と、ルート別比較をお伝えします!/^o^\FUJIサ-ン

富士登山時の参考にして下さい

私自身は過去二度富士登山をしていますが、一番最初に選んだルートが難易度が一番高い御殿場ルートだった事と、登山未経験の友人数人で登山をした為、往復するのに24時間も掛かってしまいました。
事前に色々と調べておけば良かったといまだに思います(笑)

素朴な疑問に一問一答

Q:どこから登るの?

A:主な登山ルートは4本

☆静岡県側に3本(西から富士宮ルート、御殿場ルート、須走ルート)、そして山梨県側の吉田ルート。
いずれも車やバスで五合目まで行き、そこから登山するのが一般的。

Q:富士山って、どのくらい高いの?

A:ダントツ日本一の標高3776m

☆高さ333mの東京タワーを11本以上積み重ねた高さ。
山頂近くは雨や雪を降らす乱層雲より高いから天気によっては雲海を見ることも。
ちなみに3776mは山頂にある8つの峰の最高峰、剣ヶ峰の標高のこと。

Q:いつでも登れるの?

A:基本は夏場の約2ヵ月間

☆積雪状況により変動はあるが、7月1日のお山開きから8月下旬のお山じまいが登山シーズン。
9月初旬までは登山可能だが、多くの山小屋は閉鎖してしまうので不便になる。

Q:トイレはあるの?

A:あるけれど基本的に有料

☆五合目をはじめ、山小屋など要所にトイレはあるが、下山ルートは比較的少ない。
利用は基本的にチップ制で1回200円。
山小屋は宿泊者は無料、というところもある。

Q:どのくらい時間がかかるの?

A:初心者なら1泊2日がベスト

☆順調に歩けた場合、五合目から山頂は登りが6~7時間強、下りが3時間程度。
昼頃に登りはじめて途中の山小屋で1泊。
早朝から山頂を目指すのがおすすめ。

Q:いくらくらいかかるの?

A:1泊2日で最低1万円強が目安

☆山小屋の宿泊料金は7000~8000円程度。
これに昼食代、トイレ代、水代、集印代などを加えると1万円~1万5000円程度になる。
基本的にトイレは有料(1回200円)なので小銭の用意を。

Q:山小屋って、どんなところ?

A:宿というより仮眠所に近い

☆五・六・七・八合目、山頂などにあり、七・八合目は比較的施設が充実。
ちょっとした個室がある山小屋もあるが基本は相部屋なので、服を着たまま寝る。
要予約で利用したい。

Q:一人で登ってもいい?

A:初心者は一人で登らない

☆初めての富士登山なら、登頂経験がある人を含めて複数の仲間と登ったほうが心強い。
また、一人から参加できる、ガイド同行のツアーに参加するのも一案だ。

Q:駐車場はあるの?

A:各登山道の五合目駐車場にある

☆五合目には無料駐車場があるが、早朝に着かないと満車のことが多い。
吉田ルートの富士スバルライン、富士宮ルートの富士山スカイライン、須走ルートのふじあざみラインは期間限定でマイカー規制を実施。

Q:子供や高齢者も登れる?

A:体力次第ではチャレンジ可能

☆普段から基礎体力をつけていれば、5歳くらいの子供から70歳以上でもOK。
ただし、高度に慣れる時間をじっくりとるなど、時間と体力に余裕をもったプランが大切。

Q:スニーカーでもOK??

A:トレッキングシューズを履こう

☆登山道の大半は砂や小さな岩が混じった道。
特に七合目から上は足場の悪い箇所も多いので必ず用意を。
靴ずれを起こさないよう、履き慣らしておこう。

Q:富士山の天気は麓と同じ?

A:山頂は夏でも真冬の寒さ

☆7~8月の山頂の平均気温は真冬並の5~8℃程度。
太陽が出ていれば暑く感じることもあるが、昼間でも日が陰ったり風が強いから体感温度は実際の気温以下。
防寒具は必携。

Q:電車で行くこともできる?

A:もちろん可能

☆駅からはバスを使って五合目を目指そう。
ただし、便数は1時間に1便程度(便がない時間帯もある)。
バスの時間に合わせてスケジュールを組み立てるように気をつけよう。


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ルート別比較

  • 吉田ルート
  • 富士登山客の約半数が利用するという、人気ナンバーワンのルート。
    登山のスタートは食事処やショップが充実している富士スバルライン五合目。
    中央道河口湖インターチェンジから近いのでマイカーが便利だか、富士スバルラインは有料でマイカー規制もあるので注意。
    新宿駅西口から直行バスでアクセスも可能。
    山小屋数が最多で収容人数も多く、五合目以上ならどこからでもご来光を楽しめる。
    下りはブルドーザー道でラクに下れる。
    人気ゆえに登山道は渋滞必至なのでスケジュールには余裕を。

  • 富士宮ルート
  • 吉田ルートに次ぐ、人気ナンバーツーのルート。
    登山のスタートは富士山スカイラインを登りきったところにある標高2400mの五合目。
    東海道新幹線の新富士駅、三島駅から五合目への直行バスでアクセスできる。
    山小屋が各合目など要所にあるので心強い。
    六合目より上では駿河湾を一望するパノラマが広がり、日の出と夕方頃には影富士が見られることも。
    下りは御殿場ルート、宝永遊歩道など違う道で下山してもいい。
    五合目駐車場とその手前は込みやすく、マイカー規制もある。

  • 須走ルート
  • 登山のスタートは富士山東麓のふじあざみライン終点の五合目。
    最大の特徴はほかのルートと違い、途中まで緑地帯の中を歩けること。
    緑地帯はもちろん、砂礫の登山道でも可憐な高山植物に出合える。
    八合目からは吉田ルートと合流。
    合流後は急に混雑するが、八合目の山小屋に1泊すれば、翌朝にはご来光が拝めるのも魅力。
    下りは七合目から約3kmにわたる砂走りで一気に下山。
    一歩で2~3m下る爽快さを味わえる。
    期間は短いが、ふじあざみラインはマイカー規制がある。

  • 御殿場ルート
  • 登山のスタートは富士山スカイライン東麓。
    標高差は4ルート中ダントツの2336mもあるロングコース。
    山小屋も少なくビギナー向きではないが、それだけに登山道は空いている。
    しかも、駐車場までの道はマイカー規制なし。
    「火山砂礫地が広がる雄大な富士山を見ながら登るならココ」というファンもいる。
    下りの醍醐味は、なんといっても七合目から高低差約1000mを一気に下る大砂走り。
    ほかの登山道で登頂した人が下山道として利用することも多い人気の下山道だ。

    ☆最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました♪


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